ついに迎えた最終節。前節の結果で自動降格は回避しているアビスパ。この試合で勝てば、文句なしに残留決定。引き分け以下であれば、下位チームの結果次第。相手は浦和レッズ。リカルドロドリゲス監督ラストゲーム。徳島時代から何かと相性の良い監督。結果は1-1ドロー。下位チームの結果により、残留を決めた試合となった。
掴み取った残留。
アビスパは、前節のスタメンとほぼ一緒。3-4-2-1の配置。唯一の変更点はグローリに替わってケネディが起用された。
浦和がボールを持つ、アビスパがしっかり待ち構える形。
28分、危ないシーン。大久保のクロスにフリーで小泉にヘディングで合わせられる。
前半終了間際、CKの流れからフアンマが反転しながらシュート。ボールは枠外だったがフアンマの調子の良さが垣間見えたシーンだった。
お互い、決め手を欠いたまま前半終了。
56分、岩波の強烈な無回転ロングシュートを叩き込まれてしまう。ノーチャンスだったとはいえ、痛すぎる先制点を喰らってしまう。ガンバ、京都がそれぞれ0-0であったため万が一両チームとも先制すると順位がひっくり返ってしまう。やばい。
しかし、流れを自分たちで取り戻したのがアビスパ。
60分、湯澤の美しいクロスにフアンマが頭で合わせて同点とする。ここ数試合のフアンマには本当に助けられた。素晴らしいFW。
その後は、浦和がボールを持つ、アビスパが待ち構えてカウンターを狙う最初の展開に。どちらも追加点を奪えず1-1で試合終了。
他会場の結果にてアビスパは2年連続残留を決めることができた。
J1定着を当たり前に。
苦しいシーズンだった。特に夏。コロナ禍もあり、メンバーが揃わない、コンディションが整わない。それでもルヴァン杯ベスト4。天皇杯ベスト8。そしてJ1残留を決めることができたアビスパ。
これから来シーズンに向けて、監督、選手など様々な動きが出てくるだろう。
①長谷部さんの続投。
②サイドバックの補強。
③山岸に代わる日本人FWの獲得(もちろん山岸残留を望んでいるが、他チームがほっとくわけない)
④前の代わりになるスーパーなボランチ。(山岸と一緒。アビスパの心臓がいなくなるのは阻止したいが)
⑤サイドアタッカーの補強。
パッと思いつく限り色々挙げてみたが、選手の入れ替わりは覚悟しなければいけないかな。それでも来シーズンのアビスパはやってくれるはず。今シーズン得ることができた経験値は大きいはず。J1定着を当たり前にしていこう。
今シーズンアビスパを支え続けた、アビスパに関わる全ての人々、本当に1年間お疲れ様でした!